大地震による地盤の液状化が原因と考えられる現象として、マンホールの突出しがあります。マンホールが地上へ突出してしまうことにより、救援活動や救援物資の運搬を目的とした車両の通行に支障が出てしまいます。主なマンホール浮上防止工法として次のものがあります。
①地震時の過剰間隙水圧の発生を抑制する工法
②アンカーにより浮き上がりに抵抗する方法
③マンホールの重量化により浮き上がりに抵抗する工法
http://www.suikon.or.jp/seminar/manhole.pdf
管きょの特徴的な被害としまして、「管継手部のズレ」,「管のたるみ」,「管の破損」があります。これらを踏まえた耐震化の工法として、埋め戻し工法等があり、「砕石」,「固化」につきましては既設管でも実績が認められております。その他としましては、マンホールと汚水管の接続部に吸収(衝撃)ゴムブロックや弾性シーリング材を用いた工法があります。